
こういう窓って古い家に多いらしい。
普通の窓の上のほうにある小窓。下にあったら我が家では猫の出入り口になりそうだが。
この窓が好きだ。
古い物件に多い市松模様のフローリングも好きだったりする。
落ち着くのだ。
実家のキッチンが確か市松模様だったような気がしているからそのせいだと思う。
仕切りのあまりないだだっ広い平屋で育ったためか、細々部屋があったり、2階以上の部屋に違和感を覚えてしまう。
細々部屋があるのは、何だか誰か潜んでいそうでビクビクしてしまうし、2階以上の部屋は、浮遊感が何とも落ち着かない。
結果、古民家なんてどうかしら?と自分に勧めてみたりもするが、家の購入予定など、結婚式の予定以上に皆無だ。
古民家に猫。
もちろん縁側は欠かせない。
ゴロゴロ喉をならし摺り寄ってくる猫どもをあしらいながら、人間もゴロゴロできたらいいのにー!
まあ、夢ですがね。
大きな溜め息を連発しながら仕事をし、辺り構わず独り言。神経質な空気はステレオタイプ通りの同僚デザイナーのアーティストっぷりに
こっちまで萎えるから止めて。
とは言えない平凡な私の現実逃避は小さな窓の結露とともにだらしなく垂れながされたのだ。
あー!